Wings 2.2.1 released(12-02-2018) http://wings3d.com/forum/showthread.php?tid=2721 を翻訳(&一部補足) ----- ここから ----- Wings 2.2.1 がリリースされました。 予想よりも遅れてしまいたが、ここに新しいリリースをお知らせします。 - 目立った変更点は以下の3つ - *レンダリング処理の再々書き直しとマテリアル処理の変更。 - カメラライト、シーンライト使用時のマテリアル表示(より立体的な陰影を再現するようになった) - きれいな表示を得たいならばOpenCLと良いOpenGLドライバが必要です。 *実験的なブーリアン演算機能 *import/exportコードの様々な改善 その他多くのバグ修正が行われましたが、多分別の新しいバグも発生するでしょう。 どうかフォーラムのバグスレッドにて、テスト報告やバグ報告をしていただけると助かります。 Bug Report http://wings3d.com/forum/forumdisplay.php?fid=18 --- 2.2.1 -------------------------------------------- - マテリアル情報が、これまでの環境反射(ambient),反射率(specular),光沢度(shiness)の代わりに 粗さ(roughness)と金属反射率(metallic)パラメータを持つように変更されました。 より多くのテクスチャタイプを扱えるように追加されました。 カメラライトまたはシーンライト使用してマテリアルをレンダリングした時の背景イメージに対するBRDF(双方向反射率分布関数)エミュレーション。 今回から、イメージプレーン/背景イメージ画像には「拡散テクスチャ(diffuse texure)」かつ放射色(emission)を白に設定するようにしました。 放射色(emisson)が白のマテリアルはテクスチャを過度に露光させるため、これ以上効果が働きません。 新しいイメージプレーンはこの設定を自動的に行います。 以前のWingsのバージョンと同じ表示結果を得たい場合は、 背景テクスチャのタイプを「放射テクスチャ(emisson texture)」として設定してください。[dgud氏] - アウトライナに新しい画像コマンドを複数追加 - チャンネルからそれぞれ画像を生成できるようにした。例えば 粗さ(roughness)と金属反射率(metallic)が結合したテクスチャ画像から単一のチャンネルを生成するために使用します。 - チャンネル反転機能。これは単一のチャンネル(やグレースケールの画像)を反転した新規画像を作成します。 例えば、DirectXとOpenGL間の法線マップ形式の変換、または金属反射率(metallic)マッピングから単純な粗さ(roughness)マッピングを作成するのに使用します。 [dgud氏] -実験的な3Dブーリアンコマンドの追加 現在オブジェクト同士が面でぴったり接している(coplanar faces)場合には機能しません。 また、複雑な形状でブーリアンコマンドがうまく機能しない場合、オブジェクトが重なる面に細分化コマンドをかけるとうまくいことがあります。 [dgud氏] - Wings3DプロジェクトにPLY形式の importer を追加しました。 [Micheus Vieira氏] - Collada(dae)形式で法線を含むデータの書き出し [dgud氏] - gltf形式で 頂点カラーの出入力を追加 [micheus氏] - ファイル形式の読込み改善。スムージンググループは持たないが法線を含むファイル形式では、ハードエッジを見積もることで、読み込みの改善 [dgud氏] - Flatten(平均化)コマンドの実行が、エッジ(辺)モードでも反復可能になりました。Hank氏に感謝いたします。 [micheus氏] - ファイルやサブディレクトリが移動した時、関連する画像が見つからない時に発生するバグを修正。 [dgud氏] - OpenGL拡張機能の EXT または ARB フレームバッファ拡張があるかチェックすることで、どちらでも動作するようにしました。 しかし一部の古いビデオカードやドライバではEXTしか対応しません。 [dgud氏] - PutOn(接置)コマンドのLMBオプションで、選択された接置先が存在しない場合にクラッシュする不具合を修正。 Hank氏に感謝いたします。[micheus氏] - Cleanup(クリーンナップ)と hole(穴)コマンドを一緒に使った後にWingas3Dがクラッシュするのを修正。 Hank氏に感謝いたします。 [micheus氏] - アクティブな選択領域がある時に、ShortEdge(短辺で選択)コマンドを使用するとクラッシュするのを修正。rv3氏に感謝いたします。 [micheus氏] - マルチモニター環境でのウインドウ-ドッキング機能を修正しました。 suzuki氏に感謝いたします。 [micheus氏] - ユーザーがマルチモニター環境にしている時に、ダイアログが間違った場所に出現するのを修正。suzuki氏に感謝いたします。 [micheus氏] - テクスチャ作成時にハードクラッシュするのを修正。 [micheus氏] - 3D選択状態表示にて、エッジの差が間違った値を表示していたのと、エッジの角度の情報が欠落していたのを修正。 rv3氏に感謝いたします。 [micheus氏] - gltf形式とcollada形式の読込み処理を、さらにしっかりさせました。 [dgud氏] [micheus氏] - 以前の選択領域が存在する場合、それがロックされていたとしても動かせてしまう問題を修正。 OXO氏に感謝いたします。 [micheus氏] - どんなオブジェクトでも(アウトライナの)フォルダへ移動させようとするとクラッシュしていました。Hank氏に感謝いたします。 [micheus氏] - フローティングウインドウがWings3Dが起動するたびに伸びていました。 [Micheus Vieira氏] - アウトライナのフォルダ内にあるオブジェクトを合体(combined)すると、合体後の項目がフォルダの外に移動していました。 Hank氏に感謝いたします。[micheus氏] - スカルプトモードのままファイルを保存すると、3Dジオメトリウインドウの状態が以前の状態に巻き戻る問題を修正。tkbd氏に感謝いたします。 [micheus氏] - 3Dジオメトリウインドウでワイヤフレーム表示している状態でスカルプトモードに入ってしまうと、シェーディング表示が戻らなくなっていました。 Hank氏に感謝いたします。 [micheus氏] - 応急処置的に、Linux Waylandをサポートしました。xyproto氏に感謝いたします。 [dgud氏] - その他、私たちが遭遇した数多くのバグの修正(残念ながらメモをとるのを忘れました) [micheus氏] [dgud氏] [bjorng氏] 過去のリリースについては、 OLD-NOTES をご覧ください。 ----- ここまで -----