プリンタその2

電源を入れたプリンタをUSB接続してから、デバイスURIを設定する。

Ubuntu7.10にアップグレードしたら、急にプリンタが動かなくなった時の事。

Ubuntu 7.10 にアップグレードしたら、Canon Pixima MP160 の他に、MP460という 項目が勝手に増えていて、それが用紙サイズがLetterのみになっていた。 KDEのKonquererのプリンタ・ブラウザで Printer-state message を確認したりした、http//localhost:631 で、CUPSの設定画面に入って設定しなおしたり、エラーログ等も確認したが分からない。(前は、cnij_usb:/dev/usblp0 で正常に繋がっていた)

どうもデバイスURIが間違っているようで、プリンタへ送るラスタデータのプログレスバー完了までは表示されるが、プリンタは何も反応がない。 Printer-state message には、
Devive URI not found とか
broken pipe
Illeagal Backend : Success
とかエラーメッセージが出る。

3日間設定を変えて試してもダメだったので、もう7.04に戻そうと思った。
CUPSのコマンドに lpinfo -v というのがあって、デバイスがどのようにつながっているか調べることができるらしい。
それから、どうも変だと思ってケーブルを調べたら、USBケーブルがはずれかかっていたのが原因だと分かりました。
ケーブルが抜けてたら、デバイス名も変化するから、選択枝が見つからないわけです。
USBケーブルが抜けかかった状態 USBケーブルを 繋いだとき
desktop:~$ lpinfo -v
network socket
network beh
direct canon:/dev/lp0
direct epson:/dev/lp0
direct hal
direct hpfax
direct hp
network http
network ipp
network lpd
network lpd
direct parallel:/dev/lp0
direct bidiparallel:/dev/lp0
file cups-pdf:/
direct scsi
direct bidiusb:/dev/usblp0
direct bidiusb:/dev/usblp1
direct bidiusb:/dev/usblp2
direct bidiusb:/dev/usblp3
direct bidiusb:/dev/usblp4
direct bidiusb:/dev/usblp5
direct bidiusb:/dev/usblp6
direct bidiusb:/dev/usblp7
direct bidiusb:/dev/usblp8
direct bidiusb:/dev/usblp9
direct bidiusb:/dev/usblp10
direct bidiusb:/dev/usblp11
direct bidiusb:/dev/usblp12
direct bidiusb:/dev/usblp13
direct bidiusb:/dev/usblp14
direct bidiusb:/dev/usblp15
network smb
上のリストは、http://localhost:631 でCUPSの設定画面からプリンタの設定をする時のデバイス選択メニューにも、同じ並びがありました。GUIなのでいくぶん分かりやすい。電源の入ってないプリンタでそのまま設定を行なうと、設定が上書きされてしまうので注意
desktop:~$ lpinfo -v
network socket
network beh
direct hal:///org/freedesktop/Hal/devices/usb_device_4a9_1716_B1060D_if1_printer_noserial
direct usb://Canon/MP460
direct canon:/dev/usb/lp0
direct hpfax
direct hp
network http
network ipp
network lpd
network lpd
file cups-pdf:/
direct scsi
direct cnij_usb:/dev/usb/lp0
network smb
desktop:~$
電源が入ったプリンタが接続した場合のみ表示されるものがあります。 どうやら、CUPSで設定する場合、デバイスURIを鑑みると、プリンタの電源を入れてUSBでつないてからにした方が良さそうです。


 lpinfo -v で調べた結果を元に、デバイスを絞りこむ。

direct cnij_usb:/dev/usb/lp0
direct usb://Canon/MP460
最初にドライバをインストールしたときの指定は、cnij_usb:/dev/usb/lp0
で動いたはずなのに、これをデバイスURIに指定してもプリントが失敗する。
そこで 後者を指定することにした。

まず、PPDファイルがあるディレクトリに入って
cd /usr/share/cups/model

デバイスURIを指定。
sudo lpadmin -p MP460 -P canonmp160.ppd -v usb://Canon/MP460 -E
sudo /etc/init.d/cupsys restart
* Restarting Common Unix Printing System: cupsd [ OK ]
これで、無事プリンタが動作するようになりました。
desktop:/usr/share/cups/model$


参考 サイト
Mac プリンタを Win で共有 
はやぐいFreeBSD 4.7 + CUPS-1.1.15.1 (インストール編) 
・Sambaのマニュアル。CUPSシステム全体を把握するのに役立つ。
22. CUPS Printing Support 、Prev Part III. Advanced Configuration

上の参考を元にした図 

      Last modified 2007.0920
Tsukubado