通常、OSX Mountain Lion 10.8.2 では、そのままKerkythea2008.pkg をクリックしてもインストールは失敗します。
Kerkythea フォーラムでもLion にインストールする方法ががないかが話題になっていました。



↑を参考に、KerkytheaをMountain Lionで起動する方法が判明したのでここに記します。
(Kerkytheaを起動するには X11もインストールする必要があります。)
【手順】
まずKerkytheaのサイトからダウンロードしたKerkythea2008.dmg をクリックしてください。

1.それで中に入っているKerkythea2008.pkg をFinderから選択、右クリックメニューを出して「パッケージの内容を表示」をクリック
2.pkgの中身をみれるので、Archive.pax.gz というファイルを探し、デスクトップにコピーしてダブルクリックで解凍
3.解凍してできたフォルダ「Archive」 の名前を 「Kerkythea」という名前に変更。(この中にKerkythea一式がはいっています。)
4.それをアプリケーション フォルダへ移動。
5.でもKerkythea　を起動しようとすると 「X11 (xQuartz)がないと起動しません」みたいなダイアログがでる。
 

6.実は Mountain Lion では X11が付属で入ってないのでX11をインストールしてください。 
　XQuartzの配布元 　から XQuartz-2.7.4.dmg をダウンロードしてインストール。	
7. コンピュータを再起動する(または再びログインする)と X11が使えるようになります。

あとは、Kerkytheaフォルダ中のkerkythea をダブルクリックでターミナルから起動でOK。

透過PNGを使ったビルボードをレンダリングする方法の覚え書き

Kerkythea で 例えば背景透過画像をビルボードとして樹木を配置したものをレンダリングする時です。
3Dプレビュー画面では透過してるのにレンダリング結果には全く反映されてないので、調べました。
調べる途中でBlenderでのやり方もわかったので一緒にメモ。

Kerkythea は透過PNGに対応してないので元絵のほかにマスク用のグレースケール画像が必要。
まず左ペインのツリーからメッシュの項目を選択し右クリックメニューからマテリアル編集画面を出す。
そこで右のほうにあるClip MappingのTextureの項目を右クリック、アイコンからbitmapを選択するとファイル選択ダイアログが出る。そこでマスク用のグレースケール画像を指定する。(黒い部分が透過する)
Wings3DのKerkytheaレンダリングプラグインでは透過テクスチャを指定できないので、Kerkythea用XMLを書き出しておき、Kerkythea側でマスク画像を設定する必要があります。



Blenderの場合は、透過PNGファイルをテクスチャとして読み込んだら
マテリアルタブ▼透明度にチェック,Z-Transp選択,アルファ→0,スペキュラ→0にする
テクスチャタブ▼プリマルチプライにチェック,▼影響 アルファ にチェック


参考にした情報：
Kerkythea
•Can kerkythea render transparent images? • SketchUcation Community Forums
•Kerkythea Rendering System :: View topic - Screen/Mesh/Hardware cloth/Wire fence look...

Blender
•Blender操作忘備録 : 透過画像の透過部分は透明にしたい！のメモ - livedoor Blog（ブログ）
•画像の透過｜Blenderでドリトス３D
•Blender マスク画像を使ってポリゴンを透過してみる｜Blender2.6 とかいろいろ(もう一つの方法)