Cmake

 

Cmake2.6-3 とは?

たとえば、 Allegro5 や、アーカイブ操作のPhysicsFS ライブラリが Cmakeを利用しています。

どう使う?

CMake - Cross Platform Make へ行って、使っているOSに対応するCmakeをダウンロードして、インストールして下さい。 Cmakeのインストール中には、ダイアログが出るので、CUI版かGUI版か(両方インストールも可能)選びます。
↓これはMacOS版のインストール中のダイアログ(ここで skipするとCUI版はインストールされません、CUI版は /usr/binにエイリアスを作ります)GUI版はシステムの「アプリケーション」にインストールされます。

●普通のライブラリ
./configure
make
sudo make install
●Cmake対応のライブラリ
Cmakeで設定makefile生成
make
sudo make install
makefileを生成後は、 ターミナルから、コマンドを打つだけ。 今までと やり方もほとんど変わりません。
 

実際にやってみた(GUI版)

(※CmakeのGUIインターフェースはOSに関係なく共通です)
先にインストールしたいライブラリ(たとえば、physfs2.0というライブラリ名前)をダウンロードして、ディスクへ解凍しておいて下さい。

↓Cmakeのアイコンをダブルクリックすると、次のウインドウが立ち上がります。
まず、1 のBrowse Souce ボタンをクリックして、解凍されたphysfs2.0 ディレクトリから「CMakeLists.txt」というファイルを探して選択します。
Cmake対応のライブラリには、このファイルが必ずあります。

次に、2 のBrowse Build ボタンをクリックして、作業ディレクトリを指定して下さい。

私はphysfs2.0 ディレクトリ内にBuildというディレクトリを新たに作って、そこを指定しました。後で、ここに指定したディレクトリ内にmakefileが作成されることを忘れないで下さい。

3の Configureボタンをクリックすると、コンフィグが始まります。ウインドウ中央部のリストには、コンフィグエントリと呼ばれる、インストール環境に関する様々な設定が現れます。コンフィグエントリが真っ赤に染まった場合は設定にエラーがあるという意味で、このままmakeファイルを作成できません。 コンフィグエントリ内の設定を変更してから、再度 Configureボタンを実行して下さい。コンフィグエントリが真っ赤にならなかったら成功です。

このとき、ダイアログが現れどのような方式でインストールするか( Unix向けかXcodeなど)選択します(初回のみ)。
(※インストール方式を選びなおしたい場合は、メニューから File>Delete Cache を選んで、コンフィグキャッシュをクリアします。 ダイアログが再度表示されるので、 別のプロジェクト向けにコンフィグを設定し直してください。)

コンフィグが済んだら4 のGenerate を押すと、makefileが作成されます。

↓physfs2.0用に最適化されたmakeファイルが生成されました。
あとはターミナルからこのディレクトリに入って、
make, make install するだけです


↓インストール方式選択ダイアログ(初回のみ)


↓コンフィグに失敗すると、エントリが真っ赤になり、エラーログが下に流れるので、設定のヒントにして下さい。


↓コンフィグエントリには、ライブラリへのPATHや、設定が表示されるので、必要に応じて取捨選択して下さい。(エントリ項目はインストールするライブラリによって様々です)

たとえば、未インストールの外部ライブラリに依存する機能のせいで、コンフィグエラーを引き起こす場合、関連するフラグのチェックを外したり、誤ったフレームワークへのファイルパスを修正することができます。

Last modified 2009.5.16

Tsukubado